芋焼酎は蒸留時に米や麦など一般的に使われる焼酎の原料を使わずにさつま芋を主な原料にした焼酎で特徴は芋独特の香りや匂いにあります。
さつま芋の匂い凝縮したようなイメージでフタを開けた途端にフワッとその匂いが広がります。
この匂いは好き嫌いが分かれるところでいくら美味しくても匂いにやられてダメだという人がそれなりにいらっしゃいます。
しかし最近は鮮度抜群の芋を選び、傷みや余計なヘタの部分を切り落としてから焼酎にする事で従来品のような臭みは減ってきており注目されています。
芋焼酎のおすすめ3選
①芋焼酎「さつまの恵み」
知覧醸造が製造している芋焼酎で、原料は九州130号ベニマサリという黄金千貫と紅薩摩を掛け合わせた品種です。
これを焼酎にすると滑らかな舌触りと口の中をしっとりさせる飲み口に仕上がるのが特徴で、そのメリットを生かしてつくられたのがさつまの恵みです。
醸造する際の水にもこだわっていて名水と評判の高い高牧の森の水を使用していてスッキリとした飲み口に仕上がっています。
楽天などで買う事ができ、レビューを見ても高評価なのでおすすめです。
②芋焼酎「山ねこ」
芋焼酎イコール鹿児島県というイメージが強いですが山ねこは宮崎県の尾鈴山蒸溜所で製造されています。
ちなみに名酒百年の孤独も同じ系列です。
使用されている芋はジョイホワイトという品種で芋焼酎に合うように品種改良されたもので、焼酎にすると飲み口が軽くさらさらとする感触な事からファンも多いのが特徴です。
長期熟成させる事により芋の臭みを和らげフルーティーな甘みを感じられる芋焼酎です。
またラベルに描かれている文字はプロの漫画家によるものでデザインにも凝っています。
③芋焼酎「甑州」
甑州は九州薩摩の離島、下甑島にある吉永酒造で製造されています。
小さな蔵元で昔ながらの家族経営で現在では貴重な存在です。
また出荷数が非常に少なく、同じ鹿児島県内でも入手は容易ではなく希少価値がありますので運良く飲めたらラッキーです。
品質のいいサツマイモに白麹や常圧蒸留、かめ仕込みで仕上げ、ろ過の際には絹の袋を通すそうです。
そうする事によって香味成分が均等に保ち、また調和される事により旨みが残るため濃厚な芋の味がして美味しい焼酎に仕上がっていると評判です。