頂いた梅酒や手作りで作った梅酒を美味しく飲みたいものです。
そのためには、しっかりとした保存場所で保管しておくことが必要です。
今回は、梅酒の賞味期限と正しい保存場所と方法についてご紹介していきます。
梅酒の賞味期限について
梅酒の賞味期限は、基本的に無いという認識で良いでしょう。
その理由は、そもそもアルコールである事が一つです。
医療でも日常生活においても除菌に使われる程ですから、腐る原因となる細菌はアルコールで繁殖出来ないどころか殺菌状態であるので生殖不可能なのです。
また、原材料として梅抽出エキスが使用されますが、その成分の半分以上は細菌を死滅させるクエン酸です。
この意味で、安全性は保証されるために賞味期限は無いと言えます。
手作り梅酒の賞味期限はあるの?
基本的に、アルコールである事や酸性のエキスの効果から梅酒自体が殺菌状態と考えられる為に賞味期限は基本的にはありません。
しかし、アルコール度数35パーセント以下で作った場合には、その度数の低さから出来上がった梅酒の殺菌効果や殺菌状態の維持が出来ていない場合があります。
その為、細菌が繁殖して腐敗する可能性を含みます。
また、梅が完全に浸かっていないと浸かっていない箇所にカビが生える可能性もあるので、しっかり作られた梅酒であれば賞味期限は無いということになります。
梅酒の正しい保存場所
梅酒の望ましい保管方法としては、冷蔵庫での保管です。
冷蔵庫に入るような容器であれば保管は可能ですが、大きい容器である場合には難しくなります。
梅酒の基本的な方法は、涼しくて直射日光が当たらない場所です。
容器が大きくて冷蔵庫での保管ができないという場合には、冷暗所での保管が良いでしょう。
梅酒は、日光と温度に注意しておかないと品質に劣化が起こってしまって妙な酸味が出るなど風味と安全性が保証されなくなります。
梅酒を長く保存するためのポイント
梅酒を長く保存する為のポイントはアルコール度数と空気との接触です。
まず、アルコール度数のチェックは重要になります。
ベースのお酒について、何を使うかによってアルコール度数が変化してしまう場合があります。
低くなればそれだけ細菌の増殖可能性が上がるので注意が必要です。
そして、空気に触れさせないようにする理由は、それによってカビや雑菌が繁殖する事に繋がります。
従って、手作りの場合には、梅を敷き詰めたり、容器内に空気が極力入らないように満タンにベースのお酒を入れる、更に容器はガラスにするという事が必要です。