豊富な日本酒を前にどのように飲み比べていけば良いのか迷う事も多いでしょう。
順番を気にせず目についたものから飲む方もいるかもしれませんが、酔っ払ってしまう事を踏まえて味わう事が大切です。
既に自分の好みが分かっているのであれば、1~2杯目の味が分かるうちに好きなお酒を味わいましょう。
お酒に強いなら敢えて値段の高いものから飲むというのもおすすめです。
香りや味を堪能しつつ、ほろ酔い気分で料理や会話なども楽しみましょう。
特定名称別に飲み比べてみる
特定名称酒と言われると分かり難いかもしれませんが、吟醸酒、純米酒というようなラベルを見て分かる分類です。
たくさんある日本酒のラベルを見ながら、本醸造、吟醸酒から始めて純米酒というように飲んでいきましょう。
純米酒は水と米だけで作られている分旨みが強いからです。
分けるのも大変なぐらいにたくさんある時には、軽目のものから始めて強い味というように飲み比べていくとそれぞれのお酒の味もしっかりと感じながら楽しめます。
都道府県別に飲み比べる
日本全国で日本酒が作られていますから、都道府県別に飲み比べていくのも乙なものです。
大まかな分布としては、北の方ほど味わいが軽くさっぱりしていて南へ行けば行くほどしっかりした味わいになっています。
日本地図を出してみて、北海道から東北辺りのお酒から始めて関東圏のお酒に行き、そして中部地方や近畿地方などの関西のお酒を楽しみ、最後に九州方面のお酒を飲んで日本酒の飲み比べの旅をお店や自宅で挑戦してみて下さい。
味わい別に飲み比べる
日本酒には様々な味わいがあるのも魅力の一つですから、それぞれの味わいを考えながら飲み比べるのもいいでしょう。
料理のように味の薄いまたは軽いものから濃い目のお酒と味で飲むのもいいですし、香りを軸にして爽やかでフルーティーなものから芳醇な香りのお酒を飲んでいくのもよいでしょう。
また、温度でも味わいががらりと変わりますので、冷酒から常温、熱燗と飲み比べてみて下さい。
豊かな日本酒の世界をさらに広げてくれます。