シャンパンは、結婚式の披露宴や高級レストランなどで食事をしたときに飲む機会があるお酒です。
シャンパンの正しい飲み方やマナーについて知っているとフォーマルな場所でも安心してふるまうことができます。
シャンパングラスの持ち方
シャンパングラスの構造は、大きく分けてお酒が入っている本体部分の「ボウル」と脚の部分である「ステム」、一番下の台座部分である「プレート」で成り立っています。
日本と外国では、シャンパングラスの持ち方に違いがあります。
日本ではステムの部分を持つのがマナーとされており、外国ではボウルの部分を持つことが多いです。
日本では、液体が入っているボウル部分を持つことで、シャンパンに手の温度が伝わって泡が立ちやすくなるのを防ぐためにステム部分をもつようになったとされています。
外国では、シャンパングラスの安定化を重視してボウル部分を手でもつのが基本的なルールになっています。
乾杯する時のマナー
結婚式の披露宴や高級レストランで出されるシャンパングラスは、とても繊細で薄くできている高価なものを使用していることが多いです。
ですから、乾杯するときにグラス同士を接触させるとボウル部分が破損する恐れがあります。
フォーマルな場ではグラスを自分の胸の前まで持ち上げて、相手に視線を合わせて「乾杯」と笑顔で言う形がスマートです。
パーティーの雰囲気や盛り上がりによっては、グラス同士を合わせるケースもありますので、その場合はガラスが破損しないように注意しながら周囲の人と同じようにグラスを合わせる配慮も必要です。
シャンパングラスの扱い方
シャンパングラスを洗うときの注意点としては、洗剤を使わずにお湯だけで洗うことです。
洗剤を使った場合に洗い残しがあるとグラスの内側に膜が張った状態になるからです。
膜が張っているとシャンパンの泡が立たなくなる可能性があります。
基本的に50度ぐらいのお湯で洗うのがおすすめです。
洗った後は、乾いた布で水滴をふき取れば十分です。
布でグラスの水滴をふき取るときには、両手でボウルの飲み口と底部分をもって拭きます。
ステムやプレート部分は割れやすいのであまり触れないのがよいです。
最後に
シャンパンは、シャンパングラスに注ぐとお酒の中で、一番美しい泡が立つといわれています。
これは、シャンパングラスには泡が立ちやすいように底にわざと傷をいれるなどの工夫がされているからです。
シャンパンはお酒の味だけでなくその泡が立つさまがとても美しく絵になるのも長年人々に愛されている理由でもあります。
そんな世界中の人々から愛されるシャンパンを美味しく飲むための飲み方とマナーは、きちんと知っておきたいものです。